さあ、登校しよう

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大学までチャリで猛ダッシュ。 クラブのあたしは、明るくて元気な女の子。 小学生から一般まで参加してる、50人くらいの部員の中でもリーダーぽい位置にいる。 チャリこぎながら、コーチに電話した。 「あ!もしもーし、コーチ?あたし今日、練習行くんで!欠席にしないでくださいよーっ」 大学に着いて、グラウンドまで走った。練習はもう始まっていた。みんなでストレッチをしている。 「こんにちはー!」 あたしはみんなに笑顔で挨拶をした。ここでのあたしの名前は、笹原夏樹。 「あ、なつきねーちゃん」 最年少の小学2年生の昌宏くんが手を振った。 「なつき、久しぶり」 高校生は8人いる。みんな高校もバラバラ。 久しぶりにみんなに会えて、あたしは久しぶりにたくさん笑った。
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