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「シューンーっ!!遅れるよぉ!!」
玄関からコトミの大きな声がする。
「今すぐ行くーっ!!」
シュンはいそいで階段を下りる。
「おはよ、シュン。」
「うん、おはよ。」
挨拶を済ませるのと同時に靴を履き終え、立ち上がる。
「ニャー」
足元でナナが懐いてくる。
「ナナ行ってくるからな。」
そう言って首を撫でてやると納得したかのように玄関から一段上がりシュンを見送る。
「いってきまーす。」
居間の両親に聞こえるように大きな声をかけ、シュンはコトミと学校に向かった。
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