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「よし、入るぞ?」
風呂場にて、シュンとナナは7年前とまったく同じ体制になった。
「ご主人様の体…、前より大きくなっててカッコイイですね…。」
ナナが何気なく言った言葉にシュンは
「うっ、うるさい!」
と少し照れてしまった。
「少し、触ってもいいですか?」
そう言ってペタペタとシュンの体を触りだしたナナにシュンは
「入るからな!」
と断りザブンと湯舟に入ってやった。
「あっ、ダメ~!ゆっくりにして~!!」
そう言ったころにはもう遅くナナは肩までしっかりと湯舟に浸かっていた。
すると脱衣所から
「またやってるの??私も入るわよ。」
とコトミの声がした。
「…えっ?」
驚いたシュンだが何もすることができず、ナナの
「うん!!」
という返事に反応してコトミは入ってきてしまった。
ガチャ―
コトミは多少の期待とは異なり、ナナと同じで薄い生地のバスタオルを巻いてきた。
「お邪魔しま~す」
風呂場におりたコトミに、シュンはまだ動揺しながら
「コッ、コトミ、今来ても湯舟入れないぞ?」
と目線を合わせずに言う。
「先に体洗うから大丈夫だよ。」
そう言ってイスに座りシャワーの準備を始める。
「フゥーフゥー」
とまだ湯舟と戦っているナナを隣にシュンはまた壁側のほうを見て膠着していた。
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