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暫く間をおいてハルヒは、
「…ねえキョン」
「何だ」
「この高校の卒業生に、眠り病のお姉さんのいる男の人っているかしら」
俺は一瞬ドキリとしたが、すぐに
「…さあな」
と返す。するとハルヒは、
「…それじゃ、変なあだ名で呼ばれてる男子は?」
「まさしく俺だと思うが」
即答したね。
「あら、キョンはナイスネーミングだと思うけど」
んなわけあるか。そのせいで妹にまで『キョンくん』呼ばわりされてんだぞ。
「はいはい、そーね」
「聞く気ねぇだろ」
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