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翌日──。
ロックはマントに身を包んでいた昨日とは変わっていわゆる『学園指定』のローブを纏っていた。
そして彼等が向かう先には『魔法学校アースリィー』が見える。
流石にヴァルを担いで行くと何かと煩いので異空間に入れている、ヴァルが口を開く、勿論念話なのだが。
『いやぁデカイね魔法学園アースリィー。』心なしかトーンの上がっているその言葉を聞くと彼が喜んでいるのがわかる。
すこし呆気に取られながらも。
『いやまさかここまで快諾されるとは思ってなかったよ、ありがとうヴァル。』
『否さ、寧ろ私は嬉しかったんだよ、主お前は中々自己主張をしないからねぇ、お父さん心配だったよ。』
『死んで無くなれ。』
普段ヴァルの冗談は流すロックだったがそれほどにヴァルが願いを快諾してくれたことが嬉しかった。
彼の願いは
『魔法学園への入学。』
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