Scene02

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────────────────。 「貴方がロック・アーヴィングさん?」 おそらく学園長であろう40代前半位の人の良さそうな笑顔を浮かべる女性が書類を机にロックの見易い様並べる。 「ああ。」 現在ロックは学園長室にいる。…が ここに至るに神が与えたもうた天才的方向オンチを発揮する余り あれ?これ地図持ってる意味無くね?位の勢いで校内を徘徊する事約30分ついに学園長室を見つけたのである。 「私は学園長をやらせてもらっているエオニス・エダです。」 そう言うと資料に目をおとし。 「これは貴方の編入の為の資料です殆んど事前の連絡のお陰で記入済みなので、後は貴方のサインと入学条件の掲示をお願いします、貴方は学検の資料を送ってくださいましてそれは無事通りましたので後1つですね。」と簡単に説明を終える。 ここ『魔法学園アースリィー』には編入条件が5項存在しその内2つでも条件を満たせば無事編入となる。 もちろん編入する学年・階級(追々説明が入る。)によって条件の難易度は変わる。 ロックは顎に手を掛け、資料に書かれる編入条件を確認する。 項目を確認し終えたのかロックは。 「ギルドカードを提示しよう。」 と言い胸もとに手をいれ、出てきたカードを渡す 「そうですか、ギルドの階級は2学年ですからC1以上で合格になりますね。」 にこやかに微笑みながらそう言いロックからカードを受取り彼のランクを確認すると彼女の笑顔が固まってしまう。
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