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───。
エオニスは驚愕した、いくらS0といえど子供の魔法。
しかし彼のみせるそれは遥かに己の理解を越えた域に達していた。
「それじゃあ偽造の方頼んだぞ。」
はっと彼の声で意識が覚醒した。
「ええ、それと貴方ローブ着てらっしゃるし今日から参加するでしょう?担任には私から話を通すからそのまま職員室に行って下さいね…そうねそろそろ式も終わるし丁度良いぐらいだわ。」
ロックは何か腑におちないのか顔をしかめる
「む…学園長なんだろう?式はいいのか?」
当然の質問である。学期の始めの式に学園の長たる学園長が出席しない理由はない。
するとエオニスはさも当然の様に
「分身置いてるから大丈夫よ。」
少し入学をはやまったかもたしれない。
それから適当に解釈をしてロックは部屋を出ていった。
一人学園長室に残るエオニス
「あんな子供だったのね………暴王。」
誰に向けられたわけでも無いその言葉は学園長室を木霊する。
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