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学園長室を後にして廊下を歩いてくると
『あっはっはっは。
中々曲者だねぇ、あのおばちゃん。』
「念話を傍受されたらいけないので。」とロックに念を押され黙っていたヴァルだったが学園長室をでた途端にこれだ。
『うるさいぞヴァル、万が一にでも声を聞かれたら面倒だろ?』
『私は別にいいんだけどねぇ、ご主人様の意を汲もうか、まぁそれはそれで質問が3つ。』
『3つ?』
恐らく頼み事の事で質問されるだろうと思ってたが3つもあるのは予想外だった。
『1つ目、主朝からその学園指定のローブを着てるけど編入出来なかったら?
2つ目これは…まぁ1つ目とあれだけど前もって資料を送ってたみたいだけど私に猶予を許して貰えなかったら?』
ロックはそんな事かと一息いれ
『1つ目、5項あったろ……学園の編入条件。
俺は全部満たしてたからな・たとえ学検を落としても他ので入れてたからな。
で2つ目……簡単な話しだ……多分ヴァルなら許してくれると思ってたからな。』
そう言うと恥ずかしそうに鼻の頭をかく。
『誉め言葉…なのかね?まぁいいさ。
3つ目、『この』学園に来たのはレイとの約束を守るため?』
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