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「10分で着いた、
中々奇跡だな」
と他の人なら5分とかからずにつく道を10分でたどり着いたロックは思わず感嘆の声を上げる………勿論良い意味でだ。
職員室に入ると、やっと来たかという顔をして手招きしている男性がいたのでいそいそと彼の方に向かっていく。
遠くに見ると老けて見えたその男はこうして近くで見ると25、6に見える。彼の寝癖なのか意識した無造作ヘアーという物なのかとにかく目を当てられない状態になっている髪を見ると老けて見えるのも仕方が無いものだ。
ロックが近付くのを確認して男は面倒臭そうに手に持っている資料を挟んでいるだろうボードに目をやる。
「ロック・アーヴィングでいいな。」
「ああ。」
「学園長から話を貰っているお前の担任のジルバ・ホーナーだ、まぁ俺の名前なんてどうでもいいが。
……そうだなB0級に学検の成績も……うん、手間がかからなそうで安心だな。」
ロックは自己完結しているジルバをみてけげんな表情を浮かべる。
ちなみにギルドのクラスは学園長に頼んで偽造している。
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