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彼女の名前を聞いた瞬間に彼女ミリアとの思い出がフラッシュバックする。
「ミリア……か、
全部思い出したよあれだろ?5、6歳の頃よく遊んでた、甘い物と可愛い物に目のない所は相変わらずか?」
悪戯な笑みを溢しミリアに笑いかける。
ミリアはかっと恥ずかしそうに頬を赤くし。
「なにをっ。」
拳を作り手を上げる。
その様子を見て懐かしむように
「手が早いのも相変わらずだ。」
そう言い終えると同時にん?とミリアを挟んで反対側にいる少女に目をやる。
少女は寝起きらしく目を擦っている、ミリアもロックの目を追い少女が起きたのを確認する。
「マナ!?起きたんですか。」
「おは……ミリア…うるさかった…から…おきた。」
「いやそれはロックが。」
ミリアはマナの頭を撫でながらロックに視線をやる。
「…だれ?」
「あぁ編入生ですよロック・アーヴィング、一応私の幼馴染みです?」
ねぇ?っと肯定を促す目をロックに向けるがロックは何やら考え事にふけっている。
「ロック?」
ミリアの声で気付いたのかはっと顔を上げる。
「ああ、すまないロックだ
よろしくマナ。」
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