Scene03

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────677号室。 『中々……良い部屋じゃないかねぇ。』 「ああ部屋には簡単な空間魔法、階ごとには空間移動の陣さすがに名門なだけはあるよ。」 ソファに寝転ぶロックが右手を指揮をする様に動かすと荷物が一人でに整理整頓されていく。 『それにしてもマナ・スティーブについては良かったねぇ、もっと手間がかかると思っていたのに…ミリアちゃんに感謝しないといけないよ。』 あらかた片付いたのを確認したロックは腰を上げキッチンに向かう。 「嬉しい誤算って奴だな、まぁもう1つ誤算が有ったわけだがそれは早々に処理しよう。」 そう言うとさっきと同じ様に右手を挙げ鞄から羽ペンと適当な紙を出しさらさらと何かを書き込みロックが指を鳴らすと紙はどこかに消えていった。 「これで良し。 さてミリアは甘い物好きなんだけどな流石に今手持ちのじゃ無理だしなぁ、ヴァル女の子って何が好きかな?」
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