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────朝。
ロックは教室に入ると自分の席に座っている人物を確認すると小さくため息を吐く。
「何故お前がここにいる?」
席に近付くと絶えず笑みを浮かべる少年を睨みつける。
「え?友達になりたいなぁって。」
それでも少年は笑みを崩さない。
ロックはトントンっと自分の頭を指す。
『そう言う意味じゃない、手紙は読んだよな、何故この『学園』にいる?』
『やだなぁ、俺は最初っからここの生徒だよ『レイ』は関係ないよマスター。』
『まぁいい、俺の正体はばらすな、あと間違っても俺をマスターと呼ぶな。』
「まぁそっちは関係なしにさ、とりあえず今はクラスメイトとして仲良くしよう?」
少し怒っている様子のロックにまぁまぁと両手でなだめるようなポーズをとる。
「しょうがないな、
まぁよろしくなアゼル。」
アゼルはその言葉を聞くとにへらと顔を緩ましてどこかにいってしまった。
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