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「おはようロック。」
後ろから不意に話かられると、少し驚いて振りかえる。
「おはようミリアにマナ。」
「まさか貴方がアゼルと仲良くなるとは思わなかったわ。」
「…おはよ…ロック…。」
振り返るとミリアとマナが立っていて様子からして念話を聞かれていた訳ではなさそうでほっと胸にを撫で下ろす。
「まぁアゼルはよく分かんない子だから別に良いけど貴方勉強は大丈夫?」
「無論だ。」
「きょう…武術…ある…らっき。」
む?とマナの話しに耳を傾けると。
「マナは多分学園で一番武術の成績が良いのよ。
それでこの学園では滅多に無い飛び級をしてるから今は…15歳なのよ。」
そうミリアが付け足す。
「…血は争えないって奴だな。」
ポツリと呟くその言葉は誰にも聞こえない。
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