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『……オキロ。』
声が聞こえる。『彼』が珍しく俺に起きるよう促す。まだ眠いがすぐ起きないと後が煩いので、多少の眠気を我慢して眼を開ける。
「おはよう…ヴァル。」
肩に掛る黒色の髪の毛をガシガシかきながら情けない欠伸を一ついれ少年は『彼』に挨拶をする。
俺が起きたことに気付くと『彼』もおはようと返してくる。
『おはよう主。
忠告と報告があるけどどっちから聞く?』
すこしうん?と考え「忠告。」と返すと。
『それ以上喋ると変態だよ。』
「あ。」
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