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何分か切りあった所で互いに決定打の無い状態で先生の「止め。」の合図で二人の剣が止まる。
肩で息をするアッシュと打って変わって平然とするロックを見てアッシュはキッとロックを睨むがロックは早足にアゼルの元に向かっていて気付かなかった。
(にてる……たぶん……僕の流派の…それを理解…してる人しか…分からないぐらいに…それに。)
マナは目の前で使われていた彼の剣技を見て目を見張る。
そして同時に彼が武術の成績が上位のアッシュを相手にしても手加減出来る実力を持っている事を理解する。
「マナどうしたの?」
ミリアも当然ロックがアッシュ相手に善戦した事に驚いていたが戦闘が始まってからずっと固まって動かないマナを見て心配していた。
「だいじょぶ…それより…ロックの…とこ行こ。」
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