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「いやぁ器用だね、俺じゃああんな風にはいかないよけどアッシュ君の事睨んでたよ、なんかしたの?」
アゼルがいつもと変わらない笑みで話しかけてくる。
「いや?覚えは無いが。」
「まぁアッシュの事だからどうでも良いことだろね、けどマナちゃんは微妙だね。」
と言い終わると首でくいっとロックの後ろを示す。
「ミリアにマナ。」
「あのアッシュにあそこまでやるなんてロック強いんですね。」
「ん。」と素っ気ない返事を返すとミリアは何か吠えていたが、グィと何かに袖を引っ張られたので聞き取れなかった。
「…マナどうした?。」
「…ロックの剣…だれにおしえてもらったの…?」
(流石に気付くとはな…。)
どう返すが迷ったか少し微笑んで「秘密だ。」と言ったら少しマナの目が潤んだのが分かった。
あとそこの紺色、持って帰ろうとするの止めれ。
「また今度な。」
ヤレヤレとマナの頭に手を置いてそう言うと。「…わかった…。」
不服そうにも承諾して貰えた。
それからは先生の指示の元で授業を進めて行った。
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