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昼はアゼルと食堂で軽く済ませ。
5時間目も特筆する事は無く終わった。
今は6限目、訓練場に移動を済ませたロック等はジルバの前に集まっていた。
「本当に面倒…否さ朝言った通りロックの魔法を見せて貰おう。
4限は中々頑張ったようだな担当の先生も評価してた。
まぁ魔法だけど簡単にお前の実力が解るていどに使ってみてくれこれからの授業はそれを参考にしたいし1週間後には交流戦の候補を挙げないといけないしな。」
(さて何をするか、と言ってもコイツ等の実力が分からないしなまぁAクラスだし上位ぐらい使っても大丈夫か。)
ふぅと小さくため息を吐きながら立ち上がると魔法を使うため集団から離れた所に移動する。
「魔法陣を書くもの貸そうか?」
ジルバがそう聞いてきたが。「いらない。」と手で制する。
集団と4~5M離れた位置で向き返り。「やるぞ。」と確認して右手を挙げ唱える…
『青鬼』
学園でも扱える者が少ない上級位魔法を。
ロックがそれを唱えた瞬間ロックを中心に蒼色の炎が円を作り広がっていきロックがパチンと指を鳴らすと共に炎は消えた。
アゼル以外の生徒はいや教師のジルバすらも目の前の光景を信じられないといった様子で見ている。
炎の中心だった所からロックが出てくる。
「これぐらいが精一杯だな、どうした?何を呆けている?」
「…お前生徒でそのクラスの魔法が使えるのは3学年でも一握りだし無詠唱なんて俺でも難しいぞ。」
動揺を隠せないのかジルバの声は少し震えていた。
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