Scene04

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教室に帰る途中はミリアにずっと質問されていた。 「なんでそんな魔法が?」とか色々。 やっぱり適当に受け答えしていたらミリアは不満そうにこちらを睨んでいたが。 教室に戻る頃には「まぁいいか。」と普通通りの表情を見せていた。 「そうだ、交流戦の候補って何だ?」 「ふぇ!?」 ミリアは不意の質問に驚いたのかあ呆な声を漏らす。 「交流戦っていうのは夏の長期休み明けにある4大学園って呼ばれる学園同士の交流戦で各学園から選手を選出して競のよ。」 そんな事も知らないの?とばかりに馬鹿にした様な笑みを浮かべ胸を前に突き出す。 「無い胸を前に出すな、憐れに思える。 それにしても夏の長期休み明けなんだろう?1週間後は速すぎやしないか。」 パンッという音と共にロックの顔に紅葉ができる。 アゼルは声を殺して笑っている。 「冗談だと言うのに。」 「冗談で人のコンプレックスに触れるんじゃありません!!」 と言うとマナの手を引いて帰ってしまった。
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