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一週間はあっと言う間に流れた。
ミリアとは翌日には普通に話せていたし。
授業にも何も滞りは無かった。
候補選考はいよいよ明日まで迫っていた。今は帰りのSHR中。
どうやら選考はトーナメントで行うらしく、不公平を無くすため1~5位を候補として挙げる訳では無く一回戦で破れてもその評価が2位より高ければ選らばれる。
今はトーナメントの戦闘相手を記したプリントを配っている。
「アッシュ・クーガー…。」
誰だ?と言った顔をミリアに向けると。
ミリアは呆れた顔をして金髪の少年を指す。あっと思い出したのか手を叩く。
「全く、少しは他人に興味を持ちなさい。
…貴方も右の方なら当たるなら準決勝ね。」
トーナメントを指でそって確認する。
「お前はその前にアゼルに当たるだろ。」
「アゼルならなんとかなるわよ。」
何を言ってるの?と言った顔をする。
(失言…だったか。
まぁアイツもノリ気だったからな選考落ちする事は無いな。)
「僕…けっしょう…で…ロックと…やるよ。」
いつの間に起きたのかマナはミリアの肩に顔を置きながら喋っている。
「なんでロックが決勝に出る前提で話してるんですか!?」
怒ってる様にも見えるがマナを見るミリアの目には少し悦が入ってる。
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