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夜は更け選考の日を向かえる。
「出ろヴァルハラ。」
右手を前にかざしてそう呟くと黒色の刀身には7ヶの穴が空きその内の4ヶ所に球体が埋まっている大剣が姿を見せる。
『久しいな、表に出るのは。』
「すまないな、あまり呼んでやれなくてそれで大体話しは解るだろ?簡単な擬態をしてくれないか?」
『視覚魔法で充分だろうに。』
「最悪見破られる恐れがあるし、マナが結界まで引き継いでいたらアウトだ。」
「仕方ない。」と言うと大剣は穴が消え凡庸な只の大剣に姿を変える。
それを確認して「すまない。」と言い大剣を腰に据えローブを羽織り部屋を出る。
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