Scene05

4/45
14997人が本棚に入れています
本棚に追加
/730ページ
夜は更け選考の日を向かえる。 「出ろヴァルハラ。」 右手を前にかざしてそう呟くと黒色の刀身には7ヶの穴が空きその内の4ヶ所に球体が埋まっている大剣が姿を見せる。 『久しいな、表に出るのは。』 「すまないな、あまり呼んでやれなくてそれで大体話しは解るだろ?簡単な擬態をしてくれないか?」 『視覚魔法で充分だろうに。』 「最悪見破られる恐れがあるし、マナが結界まで引き継いでいたらアウトだ。」 「仕方ない。」と言うと大剣は穴が消え凡庸な只の大剣に姿を変える。 それを確認して「すまない。」と言い大剣を腰に据えローブを羽織り部屋を出る。
/730ページ

最初のコメントを投稿しよう!