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「ん?どうしたの?」
「…………ひ、一人じゃぃゃ」
一人じゃ嫌…
「俺リビングに居るよ?」
葵ちゃんの元に戻って葵ちゃんを覗き込むように見る。
「…………一緒に…寝て」
どうしよう。一緒寝てあげようかな…。俺は葵ちゃんの足元に座り葵ちゃんを見つめる。葵ちゃんも上半身を起こして俺を見つめる。
「……寝よっか?」
頷いた葵ちゃんを確認してベッドの端っこに葵ちゃんを背にして身を預ける。葵ちゃんは俺の裾を握る。
「なに?」
「…………なんでそんな端っこなん…」
震える声に、涙目で俺を見つめる葵ちゃん。そんな表情されたら困るんだけどな…取りあえず葵ちゃんの方を向いて葵ちゃんを見つめる。
葵ちゃんは身を起こして、俺に抱き付いてきた。
「ぇっ;;ちょっ…」
俺が慌ててると葵ちゃんは泣いてるみたいで、そんな光景をみたら葵ちゃんが愛おしくなって頭を撫でた。
不意に湧き出た愛おしいって感情をどこに向ければいいのかわからなくて葵ちゃんを抱き締めた。
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