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「あ、見て…雪が降ってきたよ、良かった。雪が降ったらもっと冷え込むからね、シャワー浴びてきなよ」
窓の外を見つめ、窓越しの葵ちゃんに話を掛ける。葵ちゃんは窓の雪を見つめる。
「ぁ、服か。服…スウェットでいいかな?」
コクンと頷く葵ちゃんを確認してスウェットとタオルを渡した。
「……………し、下着…は?」
「あ…。どうしよう…。あ、明日買いに行こ。今日は我慢出来る?」
またコクンと頷く。絶対逆らおうとはしない葵ちゃん。
「シャワールームそこだよ」
スウェットとタオルを抱えてシャワールームに行く葵ちゃんを確認してソファーに沈む。
「……………」
葵ちゃんは今までどうゆう人生を送ってきたのかな…。でも、クリスマスは一人じゃなくて、葵ちゃんが居てくれる。
「うー…わぁ…どうしようまじ…」
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