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青「ふぅ~」
AM 8:28。
後二分で始まるというところで、青葉は教室の扉をガラッと開けた。
?「おっ、来たなぎりぎり男🎵夜中にシコシコやってっから朝起きらんねぇんだぞ~」
教室の隅にいた長髪の男が、ケタケタと笑いながら青葉をからかった。
彼は斎秋人(いつきあきと)。青葉の親友的存在だ。
青「秋、朝から下ネタはヤメロ」
秋「んだよつれねぇな~もっとノッて来いよ~」
青「うっせ💨朝からダッシュで疲れてんだよ」
秋人を一蹴し、青葉はドカッと席についた。
?「それは青君が悪いんでしょ?」
青葉の席の後ろから、女の子がひょこっと顔を出した。
彼女は入野詩織(いりのしおり)。青葉の幼なじみだ。
親しい友人は、その名字からイリヤと呼んでいる。
秋「だよね~イリヤちゃん❤」
詩「そうそう🎵」
青「違うぞ詩織、俺は悪くない」
詩「?」
青「英語の田中先生が宿題出したろ?あれをやってたから寝坊したんだ。つまり、悪いのは田中ってことだ」
詩「あ、そっかぁ💡」
秋「∑いや違うだろ‼」
二人の会話に、秋人は思わずつっこんだ。
詩織は天然である。
故に、ボケに対するツッコミが成り立たないことがしょっちゅうだ。
そのため、第三者のツッコミが入ることが多々あるのだ。
秋「青葉の寝坊はしょっちゅうでしょーが💧」
詩「あ、そーだよね💦もぉ~青君❗また私を騙そうとしたでしょ❗」
青「騙すつもりはなかった。だから騙そうとしたわけじゃないよ」
詩「え?…そっかぁ💦ごめんね💦」
青・秋「…💧」
天然ってか…アホ?
二人は同時にそう思った。
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