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「アキってさぁ……加納のこと好きだろ!」
「えっ?!」
突然のたっちゃんの言葉にビックリする。
俺が加納さんを好き?!
「な、何言うんだよ!急になんだよっ!俺……す、好きとかってわかんねーよっ!」
どうしていいか分からずに、しどろもどろになってしまう。
きっと……俺の顔は真っ赤だろう……。
「なんでって……。3、4組が体育の時は外ばっか見てるし、加納がすれ違うと俯いて真っ赤だし。
だから好きなのかな?って。」
たっちゃんはサラッと俺に言う。
俺が加納さんを好き?!
「ち、違うんだ!ただ……気付いたら見てるんだ!その……好き……とかじゃないんだ……。ただ……気付いたら見つけてしまって、胸が痛いだけだから!」
「ぶはっ(笑)」
俺の言葉にたっちゃんが噴き出した。
「な!なんだよ!」
俺はムッとしながらたっちゃんを睨んだ。
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