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学校に着いた時点で俺は汗をかいていた。制服のシャツが体にくっついて少し気持ちが悪い。
「…ありえん…。」
俺は深いため息をついてから校門をくぐった。
「おっ?」
校庭には運動部の人達がたくさんいた。この暑い中、汗だくで頑張っていた。
「スゲーなぁ。俺にはできんな。」
俺は一人事を呟いて歩きだした。
「アキー!」
声をかけられ振り向くと、汗だくなたっちゃんが走ってきた。
「おーたっちゃん!スゲー汗だなぁ!」
俺はたっちゃんを見ながら言うとたっちゃんは
「部活だから仕方ない。夏は暑いんだ。今日から先生の手伝い?」
「うん。めんどくさい。暑いし。」
俺がダルそうに言うとたっちゃんは笑っていた。
「まぁ、そんなに悪いことじゃないと思うぜ?ホラ、あそこに加納もいるし。会えてラッキーだろ。あ、やばい!じゃあまたな!」
そう言って部活に戻っていった。
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