たとえ君の隣が僕でなくても……

１３歳～初恋～

「アキラ～！早くしなさい！いつまで寝てるの？！も～！今日から中学生なんだから！しっかりしなさい！」

朝からお母さんの煩い声で起こされる。

「……煩いなぁ。ふぁ～ぁ～。眠みぃ。……起きるかぁ。」

俺は眠い目をこすりベッドがら体を起こす。

俺の名前は鈴木晃（ｽｽﾞｷ　ｱｷﾗ）４月５日生まれで１３歳になったばっかり。性格はいたって適当タイプ。面倒なことはキライなんだよね。

そんな俺も今日から俺は中学生になる。

真新しい学ランに袖を通す。なんか……変な感じだな……。

不思議な気分を味わっていたら、ふと時計に目をやった。

「うわっ！ヤバイ！もうこんな時間？！」

俺は急いで鞄を掴み部屋を出る。