13歳~初恋~

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「お母さん!朝ご飯は?!」 俺は階段を降りながら言うと 「だから早くしなさいって言ったでしょ?もうっ!ほら、早く食べちゃいなさい!たっちゃんが待ってるわよ! もうっ!いつになったら落ち着くのかしら。たっちゃんはあんなに大人っぽいのに!」 「煩いなぁ。たっちゃんはたっちゃん。俺は俺!いただきまぁ~す。」 俺は朝ご飯を食べ始めてもお母さんはブツブツ言っている。 お母さんのたっちゃん好きには困る。あ、たっちゃんとは、俺の幼馴染みでお隣さんの井上達哉(イノウエ タツヤ)同い年の俺達はずっと仲良しだった。 ーピンポーンー 「あっ!ほら!たっちゃんだわ。アキラ!早く顔洗ってきなさい!お母さんはたっちゃんのとこ言ってくるから!」 俺は急いで洗面所へ行って身仕度を済ませ、玄関へ急いだ。
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