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凛 「私、剛羅さん、仁、遥、隼人、泉サン、麗花ちゃん。この七人が基本的なメンバー。」
大和 「基本的な……?」
凛 「実はもう一人いるんだけど……あの人は滅多にここに来なくてね。」
大和 「へぇ……。で、葛西博士っていう人は?」
麗花 「博士は新メンバー加入の時だけ出てくるんだ。他の時はずっと研究室に引きこもってる。」
大和 「引きこもってるって……もうちょいマシな表現無いのか?」
凛 「実際引きこもりだしねぇ……。孫娘が身の回りの世話してるんだけど。その子がまた麗花ちゃんに負けず劣らずの可愛い子なのよ。」
大和 「へぇ……ちょっと見てみたいですね。」
麗花も顔だけなら結構可愛い方だと思う。
ただ、中身がちょっと……。
麗花 「おーヨシヨシ。」
大和 「頭を撫でるなァ!」
麗花が突然頭を撫でてきた。
いきなり何すんだ!?
泉 「何だ?頭を撫でると懐くのかね?」
麗花 「いや……毛並み、触ったら気持ち良さそうだなーって。」
仁 「どちらかと言うと噛み付いてるけどね。」
凛 「あんまり遊び過ぎるのも可哀想よ。男のプライドって折れやすいんだから。」
大和 「ガルルル……!」
剛羅 「お!?喉鳴らしてんぞ!?」
……この人達とやっていけるんだろうか……。
隼人 「ただいま。」
隼人さんが帰って来た。
手には白いカード。
隼人 「ふぅ……警察とかいたから困ったよ。」
大和 「警察?」
隼人さんは白いカードを渡しながら話す。
隼人 「え~と……大和クンが誘拐されたとか何とか。」
大和 「あー……当たり前か……。」
あれだけドタバタした上、忽然と姿を消せばそうなるだろう。
大和 「とりあえず戻ろ……。」
麗花 「もうちょっと……触らせて?」
大和 「断る。」
麗花 「あぁ~……。」
能力を解除する。
筋肉がみるみる縮み、黒い毛並みも無くなった。
大和 「どうも……大和です。」
凛 「あら……意外に可愛いわね。」
剛羅 「確かに……貧弱だ。」
泉 「クッ……。せっかくの研究材料が……。」
遥 「やっぱり……私より背高いか……。」
仁 「……俺よりは特徴あるね。」
思い思いの言葉。
たぶん、みんな歓迎してくれているんだと解釈する事にした。
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