候補を集めろ

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女達が帰った大広間。そこにいるのは王子と、家来の男の2人だけ。 「一体何をお考えですかッ!!!!!!」 「あの女達が俺の目に止まらなかった、それだけだ。」 ラーク・エディ。彼はダルヴァン王子の幼なじみ、そして家来。 三日前に王子が正室をとると発言したので国中から美女を集め、大広間での謁見をセッティングしたのは彼だ。 それなのにご苦労の一言もなく、一蹴。 「王子、じゃあ今度はどこを探せばいいんですか?」 国内の美女全てがダメなら次はどうしろというのか、彼は王子に聞いた。 「………世界中の王女を連れてこい。もう平民はダメだ。俺の正室だ、世界中の王が競って娘を差し出すだろう。」 「…王子が書簡を?」 「お前がだせ。俺の名でな。」 とことん自己中な王子だ。
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