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「百合華様、おはようございます。ご起床のお時間でございます。」
百合華嬢を起こすのは代々久遠寺家の執事を勤める守矢家の長男であり、
近い将来百合華嬢の執事となる守矢信実(モリヤマコト)である。(現在は執事見習い)
『んっ…?』
百合華嬢お目ざめのようである。
「おはようございます、百合華様。
今日は素晴らしい天気ですよ。」
信実は素晴らしい笑顔を百合華に向ける。
『………』
「百合華様?」
『………きゃーーーー!!!!!
っだ、誰?!!何で私の部屋に男がいるのよ!?
ていうかここどこよ!?私の部屋じゃないじゃない!!!
いったい何なのよーーー!!?』
テンパっている主人公は信実に任せて賢明なる読者諸君には状況を説明しよう。
ここは久遠寺財閥総帥、久遠寺武章(クオンジタケアキ)氏の屋敷である。
そして彼女、久遠寺百合華嬢は武章氏の娘である。
今日から。
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