Ⅰ狂った御伽噺―Jade-Side―
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流れる汗にも構わず必死に走った。 「……助けて…」 助けを求めても、夜の森には誰もいない。 そんなこと分かっているのに 俺はこの時、もう二度と引き返すことの出来ない領域に入っていた。
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