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「今日から、私たちも三年生ね……」
「時が経つのは早いですゆ……」
私の桜色の髪の毛が、風にふかれてそよそよと揺れます。
立ち並ぶ本物の桜はきれいに咲き誇っていて、まるで私たちを祝福してくれているかのようでした。
今日は、待ちに待った始業式。私たちが三年生になる記念すべき日ですっ!
「もう、あと一年でこの学校も卒業かあ。早いわね」
「まったくですっ。お互い、後悔のない一年を過ごしたいものですゆ?」
私がちょっと挑発的な視線を送ると、涼子しゃんもバチバチと火花を散らしてきます。
この余裕とも思える表情がむかつきますゆ……っ!
だけど、それもそのはず。
私たちが大好きな陽介しゃんは……陽介しゃんは……
大のおっぱい好きなのですからっ!
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