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「どうした?」
理科室の椅子に腰をかけた美由紀がたずねた。
「実わね、私ね...」
少女は後ろを向き、続ける。
「美由紀さんのことが、とっても...」
「とっても?」
「とっても憎いのよッ!!!」
その言葉を言い終わると同時に少女は振り向き、手に持ったビンの中身の液体を美由紀に向かってかけたのだ。
「キャーーーーッ!!!」
その液体は顔全体を覆うようにかかった。美由紀の悲鳴と共に顔の皮膚が溶けだした。悲鳴と肌を溶かす音だけが理科室に響きわたる。
「もっと苦しみなさい!!あんたがいけないのよ。私の健太を取るから!あんたがいなくなれば健太は私に振り向いてくれるわ。フフフッフハハハ」
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