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もはや少女に平常心はない。その間にも美由紀の皮膚はただれ、ドロドロに溶けだし、何ともいえない臭いを発している。
まもなくすると悲鳴を聞きつけた教員たちが理科室にかけつけた。その地獄絵巻のような状況をみた教員の中には倒れる者もいたという。
美由紀はすぐに病院に運ばれ、一命はとりとめたものの、当時の技術では顔の整形は難しく、美しい顔立ちは戻ることはなかった。
「どうして私がこんなめに」美由紀は病室で毎晩泣き通した。
そんなある日のことである。美由紀の友人たちが病室にお見舞いに行くとそこには
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