プロローグ

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やがて少女は眠りについた。 時刻は0時00分、日付が17日に変わったちょうどその時である。少女の顔を冷たい何かが、かかった。それに気づいた少女は触ってみた... 濡れている。雨漏りでもしたのだろか? 「ワ...キレ.. 」 なにか、かすかに聞こえた。だがハッキリとは聞こえない。気のせいだろう 「ワタシ..キレ..」 気のせいではない!確かにどこかから女性の声がする。 「ワタシッ.キレ.」 ンッッ!?目を開けると、天井から二つの目がこっちを見つめているでわないか。ぶらりとたれ下がった手だけがかろうじてわかった。その手から水がぽたぽたとタレている。
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