転校生

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放課後、ウチは約束の屋上へ 向かおうとしとった 美樹は職員室に行かなあかんくて 先言っといてって言われた 「ひかる~どこ行くん?」 「ん??あー・・・ 美樹と屋上で話して帰るから 先ウチの部屋行っといて」 「えー つまんねー!!」 「じゃないと ご飯作らんで??」 「・・・分かった」 雄輔は少ししょんぼりしながら 階段を降りて行った ウチは屋上の扉を思いっきり開けた 「気持ちええーっ!!」 ウチはそこら辺に座って美樹を待った 初夏の風はウチの髪の毛をサラサラ撫でた 「ひかる!ごめんな」 「大丈夫やで」 美樹はウチの隣に座った 「話って何ー・・・??」 「めっちゃいきなりなんやけど・・・」 ウチは首を傾げて美樹の顔を覗き込んだ 美樹の顔はめっちゃ赤かった 「ウチ 雄輔先生の事好きに なってもたかも」
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