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「え??あ、ごめんごめん
うん、応援しとるから」
「じゃあ伝えといてくれるんや!!」
「何を??」
「やっぱ聞いてへんやん!!(笑)
だーかーら!
雄輔先生に明日の放課後
屋上に来てくださいって」
は・・・
「ええかあ??」
「う、うんっ!!」
「ほんまにあんがと♪」
美樹が屋上を去ってからも
ウチは動けへんかった
何で・・・
美樹みたいな子が告白したら
あのアホ雄輔やったらOKするやん!!
「もう遅かったんかな・・・」
不意に堪えていた涙が溢れ出した
雄輔ッ・・・不安やあ・・・
ウチは鞄を抱えて走り出した
「はあッ、はあッ・・・」
雄輔に逢いたい、
今すぐ逢いたい、
逢いたくて・・・
「おかえり~♪」
雄輔が飛び付いて来る前に
ウチから抱き付いた
「ひ、ひかる??!!
どないしたん・・??」
「ゆ、ゆーすけー」
ウチの涙が雄輔の服を濡らしていく
「・・・ひかる??
何か嫌なことでもあったん??」
雄輔はウチが泣いとることを
知ったらしく優しく抱き締めた
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