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「なあ!雄輔っ」
「何??」
「あの、さ・・・」
「うん。」
「・・・美樹がな」
「うん。」
「ちょっと話したいことがあるから
放課後屋上に来て欲しいって」
言っ、た・・・
言ってもた・・・
もうウチの想いが雄輔に
伝わる事はないんや・・・
「なんやろ??」
雄輔は頭を抱えて考え始めた
藤井になんかしたっけ??とか、
雄輔の頭の中はもう既に
そのことでいっぱいみたい
ウチの入る隙間なんて、
ない・・・
「じゃ、ごちそーさん♪」
雄輔はそう言ってほっぺに
触れるだけのキスを落とした
「ん・・・」
「一人で大丈夫かあ??」
雄輔は心配そうにウチの顔を覗き込んだ
「だ、だいじょーぶ♪
じゃあまた明日!!」
「お、おう・・・」
ウチは半分、強引に雄輔を部屋から追い出した
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