赤い首輪

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コロンを拾ってから数年の年月が流れた。 琉は現役の医学生。 獣医を目指す夢は諦めてはいなかった。 琉は家から離れ、都会へ移った。 コロンは母と過ごす事になった。 琉は毎週家に帰る。コロンはそれを待っているかのように外を見つめる日が増えた。 母がスルメをあげても、それを食べないときもあった。 母はコロンを撫で、一緒に外を見つめた。
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