五章

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キーンコーンカーンコーン ホームルーム終了のチャイムが鳴り、放課後、部活の時間になる。 「聖、今日は何の練習をする?」 「うむ、お前はまだ制球が定まらないから足腰の強化を……」 「鎧くぅん!探したわよ!」 「え!?みずきさん!?」 聖の話を遮り、みずきさんが現れた。 しかし、みずきさんが僕を探すなんて…何があったんだろう? 「ちょっと時間いいかな。鎧君にぜひ会ってもらいたい人がいるの。」 「え…あ、はい。でも僕はこれから練sy…」 「そんなのいいから!ちょっと着いてきなさい!」 と言うと、みずきさんは僕の腕を掴み、ずんずんと進んでいく。 訳が分からず聖を見ると、やれやれと言った表情でサッサと部室に向かった… なんでそんなに分かりきっているのですか? ずんずんと進んでいくみずきさんに連れてこられたのは…… 「…グラウンド?」 そこに居たのは…… 「よし、いたいた。」 理事長先生!?
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