五章

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「そ…そうだ、太陽が…だ」 なんか…話が違うぞ? 聖が誘ったのに…僕が誘ったことになってる……… ………話を合わせた方がいいのかな? 「えと……あの、僕、海堂先輩がここで素振りを毎日していた事は聖からk……ぐふぅ!」 突然右わき腹に拳がめり込んだ 聖の拳が僕の死角からわき腹を襲い、内蔵に衝撃を叩き込む。 僕をダウンさせるには充分過ぎる一撃だった。 「とにかく……時間がもったいない。早く行こう」 「聖…痛い…」 わき腹って人間の急所の1つなんだよ? と思いながら顔を上げると……… まさしく鬼の形相をした聖がいた。 余計な事を喋るな と僕だけに聞こえる声で言うと制服に着替える為部室に向かった こ…怖かった…… 僕……よくチビらなかったな…… でも、一つ分かった 聖は………海堂先輩のこと………
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