五章

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「ちょっといい?」 パワ堂に入り、席に着こうとしたとき、みずきさんが海堂先輩を連れて少し離れた席に二人で座る…… ボゥッ………… 何か……小さな黒い炎が僕の心に灯る みずきさんと海堂先輩が近づいて何か話し始めたとき、僕と聖が座った席は異様な雰囲気に包まれた。 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 水を持ってきた店員さんが「ひぇぇ!」と腰を抜かし逃げ帰った程だ 店員さんの証言 「あ…ありのままに起こった事を話すわ……高校生二人が席についたと思ったら二人が鬼になったの。二人並んだ姿は正に金剛力士の阿吽のよう………怖いとか恐ろしいとか、そんなちゃちなもんじゃ断じてない。もっと恐ろしい、高校生の力の片鱗を味わったわ……」
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