五章

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「ごめんね、待たせちゃったね。」 僕と聖がそろそろ仁王と不動明王に変化しようかとした時、みずきさんが戻ってきた。 「?どうしたの鎧君」 「い、いえ。なんでもありません!」 みずきさんの顔を見たら黒い炎は吹き飛んでしまった。 自分でも現金な奴だと思う。 「ほら、聖。海堂君を連れてきてあげなさい。」 「う、うむ。」 聖は席を発ち海堂先輩のもとへ、みずきさんは僕の隣に腰を下ろ…す……… ……ふえ!? 「ん?婚約者なんだから、隣に座った方がいいでしょ、ダーリン❤」 「え……あ…はい…////」 「さーて、私はデラックスプリンアラモードにしよっと。ダーリンはどうする?」 「えーと…苺大福……10個と…」 海堂先輩と聖が戻ってくるまでに注文を済ます。 今思ったけど、支払いは誰がするんだろ? みずきさんはワリカンには応じなさそうだし…………
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