六章

2/10
395人が本棚に入れています
本棚に追加
/89ページ
次の日曜の練習。 今日は朝から海堂先輩の姿が見えない。 今日はジャイロボールについて教えてくれると言っていたのに…… みずきさんに聞いても曖昧に返事をするだけだ。 こうなったら海堂先輩が帰ってきたら直接聞くしかない。 海堂先輩が居ない事で最も影響を受けたのは、言わずもがな、聖だ。 最初は 「練習を休むなどけしからん」 と殺気を出していたが、時間が経つにつれ心配の方が勝ってきたのか 「はぁ…どこに行ったのだ…」 とため息までつき始めた。 先日の同盟発足から、聖も乙女なんだなぁと感じる場面を多く見る。 ………こんなこと言ったらどつかれるが
/89ページ

最初のコメントを投稿しよう!