六章

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ドゴゴゴゴゴゴゴゴ………… 空気が……大地が……震える…… 部室の入り口には、怒れる不動明王と化した聖が仁王立ちしていた ゴゴゴゴゴゴゴゴ……… 皮膚が切り裂かれる程の気だ… 怒気と言うには余りに鋭利すぎる…………これは、殺気だ この殺気が海堂先輩に向けられているから幾分影響は少ないが……これがまともに向けられたら……… 恐らく、泡吹いて倒れるだろう… 怒れる不動明王は海堂先輩をむんずと掴むと、グラウンドへと引きずっていた
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