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「近っ!!チャリですぐじゃねぇか!! アリスは偶然としても、希。中学は何処だ?」
「舞上中です。」
「やっぱり。神崎中、舞上中、可奈美中はこの辺の連中が通う中学の代表みたいなもんだからな。」
「行くのは良いですけど…。そのぉ……竜斗さんは恥ずかしくないですか?」
「ん?何をだ?」
希が聞いてきた。
あぁ!もしかして
「地元の祭りにお前ら美少女を三人も連れてって冷かされたりしないかって聞きたいんだな?」
「え?べ、別に自分の事をそん な風には思ってませんですが、嫌なら私は身を引こうかと…。」
「嫌なんて言うかよ。みんなで行こうぜ!まぁ。どの道冷かされるだろうがな。」
去年の事を思い出してため息をついた。
「そうよねぇ~。去年も散々あたし達冷かされたわ。」
麗香が過去の話をしている。
あれは、大恥だったな…
「そう…ですよね。いいんですか?」
希が聞いてくる。
「別に俺は嫌じゃねぇな。むしろ俺らの高校にはこんなに美人が居るんだぜって見せ付けたい気がする。」
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