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真夏の夜にあった出来事。
それは、なかなかすれ違いが続いた幼馴染みがやっと付き合えた至福のひとときと、アリスのちょっとした感じることの無かった別の感情が発見できた日であった。
因みに高貴が打ったメールにはこう書いてあった。
“竜斗、俺らはお邪魔虫みたいだから先帰るわ
やっと手に入れた"モノ"くらい簡単に手放すなよ?
勿論、最初から全て見させて貰った”
「何~~!!! 全部ってどっからだよ!!」
「あら?竜斗気付いてなかったの?」
「滅茶苦茶恥ずかしいじゃん!!てかなんで言ってくれなかったんだよ!!」
「いいじゃない。私は嫌じゃないわよ?だって、私は竜斗が大好きだもん!」
今度は、麗香からの告白である。
今まで見た笑顔よりも一番可愛かった。
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