《 白い裾 》

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あれは、私が17歳高校2年生の冬。 病気が見つかり手術が必要とのことで私は大きな病院に入院した。 手術後は何日か個室にいたけど、回復と共に大部屋へと移動。 この部屋にいるのは私を含め4人。色んな話ができるほど仲が良かった。 夜は消灯を過ぎたら、怖い話が始まる。看護婦さんの足音が聞こえると、布団をかぶり寝たフリをしていなくなるとまた話をする。そんな毎日を送っていた。 いつものようにまた怖い話をしていた夜のこと…
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