《 白い裾 》

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消灯を過ぎた後だからヒソヒソと話をしなければいけない。静かめにしてないと看護婦さんの足音も聞こえないからね。 ヒソヒソ…ヒソヒソ… 話の途中で足音が聞こえてきた。 『看護婦さん来た!寝て!』 と、私の向かいのベッドにいるお姉さんに言われ布団に潜った。 看護婦さんが履いてる靴?は歩くとパタパタという音がする。 パタパタ…パタパタ… ちょっとずつ部屋に近付いくる。 パタパタ…パタパタ… パタ… 来た!寝たフリをしながら様子を伺う。 ………… しばらくしてもドアが開く気配がない。 “あれ?今日は来ないのかなぁ…” なんて思いながら布団に潜っていたけど… あんまり時間が長いから布団から出ると周りのみんなは既に布団から出て様子を伺っていた。
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