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錆びていく
僕を縛っていた鎖が
僕の身体から離れていく
予想もしなかった
鎖が錆びて ポロポロと落ちてゆく
何時から縛られていたか覚えていない
どこで縛られたかも知らない
でも 僕を縛っていたこの鎖は
茶色に変化し 落ちていく
何も考えられない
何故だろう
頭を使うごとに
頭の奥からズキズキと痛み出す
考えられないことを全て受け入れてきたけれど
これだけは受け入れを拒否したい
拒む理由は3つ
鎖が錆びるとは思わなかったから
2つ目は何も考えたくないのに
考えさせられたから
最後のもう一つは
僕自身の存在
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